AppleはApple Arcadeと並行してクラウドゲームサービスを検討していた

新たな報道によると、Appleは、NvidiaのGeForce NowやGoogleのStadiaに似た、Apple Arcadeと並行して独自のクラウドベースのゲームサービスを開始することを検討しているという。

クラウドゲームサービスは、ゲームプレイをクラウドでレンダリングし、ライブビデオフィードをユーザーのデバイスにストリーミングすることで、ゲーマーに高水準のグラフィック品質でゲームをプレイする機会を提供します。かつてAppleは、ユーザーにこのサービスを提供する企業に加わることを検討していたようです。

日曜日のブルームバーグのニュースレター「Power On」で、マーク・ガーマン氏はAppleがそのようなサービスに取り組んでいるかどうか尋ねられた。ガーマン氏はこれに対し、Appleは検討はしているものの、まだプロジェクトは実行に移していないと示唆した。

Apple Arcade は「クラウドではなくデバイス上でネイティブに実行されるゲームに依存している点でユニーク」だとガーマン氏は書き、この食べ放題の Apple ゲームサービスが他のクラウドゲームサービスと大きく異なる点だと指摘している。

Microsoft、Nvidia、Googleなどの企業は、ホストデバイスに代わってグラフィック処理を実行することで「より幅広いゲームのサポート」を提供するためにクラウドゲーミングを利用しています。しかし、これは完全に公平な競争環境とは言えません。Apple ArcadeのゲームはApp Storeで入手可能ですが、Appleのポリシーは、App Store自体で典型的なアラカルト方式で提供されるサービスを事実上妨げています。

これを回避するために、一部のサービスでは Safari のフックを利用して、App Store の制限を回避し、実質的にブラウザ経由で同じサービスを提供しています。

Appleがクラウドベースのストリーミングよりもデバイス上での処理を優先していることを考慮しても、ガーマン氏は将来的にサービスが開始される可能性に依然として希望を抱いている。「Appleは過去にも社内でそのようなサービス開始の可能性について議論したことがある、と聞いている」とガーマン氏は記している。