マイキー・キャンベル
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iPhone XRに搭載されたAppleのTaptic Engine。|出典:iFixit
アップルのiPhoneなどの製品に振動モーター部品を供給している日本企業、日本電産は、会長が「異常な」中国需要の減少と表現した状況により、2019年の売上予想を下方修正している。
日経新聞の報道によると、部品サプライヤーのトヨタは、米国と中国の貿易戦争の激化により中国での販売減速が深刻化していることを理由に、木曜日に通期利益見通しを25%以上引き下げた。
日本電産の永守重信会長は記者会見で「我々は異常な変化に直面している」と述べ、中国での需要低迷を示唆した。
iPhone向け部品、おそらくAppleのTaptic Engineに使用されている部品以外にも、日本電産は中国における自動車・家電業界向けモーターの減速を目の当たりにした。他のAppleサプライヤーとは異なり、同社の健全性はiPhoneの成功とは本質的に結びついていない。
しかし、日本電産の苦境の大部分は、アップルの最近のiPhone販売不振に起因しているようだ。
永守氏は「11月と12月は大きな落ち込みがあった」と語った。
1月初旬、AppleはiPhoneの販売不振を理由に、2019年度第1四半期の業績見通しを下方修正しました。AppleのCEO、ティム・クック氏は投資家向けメモの中で、売上高の減少は主に12月までの3ヶ月間における中国での予想外の販売減速に起因すると述べました。
日本電産は、Appleのサプライヤーとして来年度の業績見通しを下方修正した最新の企業です。Appleの業績見通し修正発表に先立ち、AMS、ジャパンディスプレイ、ルメンタム、Qurvoなどのメーカーが業績見通しを下方修正しており、iPhoneの需要減少が確実視される兆候を示していました。
直近では、AシリーズチップメーカーのTSMCが木曜日、iPhoneの販売不振とスマートフォン市場全体の縮小を背景に、業績予想を大幅に引き下げました。日経新聞によると、TSMCのローラ・ホーCFOは、市場の変化に対応するため、採用凍結とコスト抑制策を実施したと明らかにしました。