ケイティ・マーサル
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タイコンデロガ・セキュリティーズのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は木曜日、投資家向けに「アップル・バロメーター」の最新版を発表した。このバロメーターは、アップルの台湾サプライチェーンの動向を追跡するもので、アップルからの売上が集中している幅広いサプライヤーグループを反映している。
5月の最新データによると、Appleは前年比87%増を記録しています。この数字は特に好調ですが、指標で示された4月の前年比100%増には及ばない数字です。
この推計によれば、アップルの5月の売上高は前月比10%増となり、これは同社が過去6年間に記録してきた前月比平均2.2%増を大きく上回る数字となっている。
「アップルのサプライチェーンではシェアのシフトが起こり、在庫調整や需要に先駆けた生産が行われることは認識しているが、過去の実績と比較した全体的な方向性は、アップルの好調な傾向に対するさらなる自信を与えてくれると信じている」とホワイト氏は記した。
ホワイト氏のバロメーターは、アップルが2011年第2四半期に平均を上回る前期比成長を記録する見込みであることを示している。実際、アップルが6月に前月比0.8%増という平均的な実績を達成したとしても、同氏は前期比で18%の売上増となり、過去6年間の6月四半期の平均15%増を上回ると予測している。
「アップルが第4四半期の売上高見通しで前期比7%減と予測していたことを念頭に置いていただきたい。これは過去8年間の平均5%増を大きく下回る数字だ」と同氏は記した。「ちなみに、我々は第4四半期のアップルの売上高が前期比1.8%増と予測している」
Appleの2011年度第3四半期は今月で終了する。iPhoneメーカーである同社は、7月に当四半期の業績を発表する予定だ。昨年の同時期には、Macの販売台数347万台という当時の記録を更新し、前年比77%の増益を達成した。
ホワイト氏は今月初め、Appleが今年の世界開発者会議(WWDC)で新モデルを発表しなかったにもかかわらず、6月のiPhone 4の売上が好調になると予想されていると報じた。海外サプライチェーンの情報筋によると、ホワイトモデルのiPhone 4の発売により、Appleは前四半期のiPhone販売台数と黒字化できるペースを維持できたという。