ロジャー・フィンガス
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Apple の計画のコンセプトレンダリング。
スウェーデンの首都ストックホルムにアップルが初となる店舗をオープンする計画は、新たに選出された市議会が計画地に反対する住民を支援すると約束したことで、致命的な打撃を受けるかもしれない。
ダーゲンス・ニュヘテル紙によると、市議会は記者会見で住民に対し、計画されていた場所(公立公園「クングストラッドガーデン」の端)は建設されないと明言した。前市議会はアップルの建設を承認していた。
この店が建設されればTGIフライデーズの代わりとなるが、より多くのスペースを占めることになり、住民はクングストラッドガーデンの北側入口を塞ぐだけでなく、コンサートやその他のイベントによく使われる公共エリアを商業化してしまうと不満を漏らしている。
アップルは、パフォーマンスを含む独自の公園イベントを開催することを約束しているが、これによって否定的な一般のコメントの殺到が止まったわけではないようだ。
アップルは、小売部門責任者のアンジェラ・アーレンツ氏のもと、自社の店舗を「タウンスクエア」、つまり「Today at Apple」イベントを通じて人々が学びや娯楽を求めて集えるコミュニティスペースとして位置づけようとしてきた。しかし、このマーケティングはあまり浸透しておらず、ハードウェア販売というアップルの最優先事項を考えると、嘲笑や批判を受けることもある。
同社は世論の反発に応じて、時には計画を撤回する姿勢を見せてきた。例えば7月には、オーストラリアのメルボルンに計画していたパゴダ風の店舗を断念した。この店舗は周囲の建物と調和せず、ピザハットに似ているとの批判もあった。再設計された店舗は、より落ち着いた雰囲気となっている。