スティーブ・バルマー氏、マイクロソフトがさらなるハードウェアを開発する計画を示唆

スティーブ・バルマー氏、マイクロソフトがさらなるハードウェアを開発する計画を示唆

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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マイクロソフトの最高経営責任者(CEO)スティーブ・バルマー氏は、Surfaceタブレットの発売後、ハードウェアとソフトウェアの両方をAppleのような方法で設計し、同社がさらに多くのデバイスを製造する可能性が高いことを示唆した。

ロイター通信が引用したバルマー氏の発言は、マイクロソフトがWindows Phoneプラットフォームの普及とAppleのiPhoneとの競争力強化のため、独自のスマートフォンハードウェアを開発する可能性があるという憶測を煽った。最近の報道によると、マイクロソフトは4~5インチの画面サイズを持つ独自のスマートフォンの設計・販売の可能性を検討しているという。

バルマー氏は今週、カリフォルニア州サンタクララで開催されたテクノロジー業界のイベントで、マイクロソフトのパートナー企業が「今後5年間でWindowsデバイスの大部分を開発する」と予想していると述べた。しかし同時に、同社がSurfaceのようなデバイスをさらに開発していくとも考えている。

「ハードウェアとソフトウェアの間に革新のチャンスがあることは極めて明らかだ」と同氏は述べ、「マイクロソフトはこれを決して見逃してはならない」と続けた。

マイクロソフトはXboxゲームコンソールやZuneメディアプレーヤーを自社開発してきたが、先月発売されたSurfaceタブレットは、パーソナルコンピューティング市場向けに独自設計のハードウェアを開発するという、同社にとって初の試みとなる。これは、Windows PCの売上を蝕んでいるAppleのiPadへの直接的な対抗策でもある。

一方、マイクロソフトのWindows Phoneプラットフォームは、AppleのiPhoneやGoogleのAndroid搭載端末に苦戦している。マイクロソフトは、Windows Phone 8を搭載した自社製端末を投入することで売上を伸ばし、急成長中のスマートフォン市場でのシェア拡大につなげたいと考えている。