iPhone 12 ProのLiDARセンサーは、低照度オートフォーカスが6倍高速化し、瞬時にARが可能に

iPhone 12 ProのLiDARセンサーは、低照度オートフォーカスが6倍高速化し、瞬時にARが可能に

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: Apple

Appleの新しいiPhone 12 Proモデルには、拡張現実と写真撮影機能を大幅に強化する新しいLiDARセンサーが搭載されています。

iPad Pro で初めて導入された LiDAR センサー スイートは、デバイスが物体までの距離を素早く計算できるレーザー ベースの飛行時間システムです。

iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxに搭載されたLiDARセンサーは、AppleのARKitに加え、写真や動画の撮影機能も強化します。Appleによると、このセンサーは「光の距離を測定し、シーンのピクセル深度情報を利用する機能」を提供するとのことです。

例えば、LiDARセンサーは環境やシーンの正確な深度マップを作成できます。これにより、「インスタントAR」体験、よりリアルなARシーン、そして開発者が活用できる「無限の可能性」が実現します。

また、低照度シーンでのオートフォーカス性能を向上させるためにも使用できます。LiDARセンサーにより、動画撮影と写真撮影の両方において、低照度シーンでのフォーカス時間が6倍高速化されます。さらに、Appleによると「美しい低照度ボケ効果」を実現するナイトポートレートモードも搭載されています。

LiDAR が、超広帯域技術と並んで屋内ナビゲーションやアイテム追跡など、Apple 独自の AR 機能で役割を果たす可能性も十分にあります。