NHTSAの規則により、AI「ドライバー」は自動運転車において人間のドライバーと同等の法的地位を得ることになる

NHTSAの規則により、AI「ドライバー」は自動運転車において人間のドライバーと同等の法的地位を得ることになる

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米運輸省道路交通安全局は、自動運転車の人工知能は法的観点から「運転手」として扱うことができるとの判断を示した。この判断はアップルの自動運転車にとって重要な前例となる可能性がある。

ロイター通信は水曜日、この見解がNHTSAのウェブサイトに掲載されたGoogle宛ての書簡で発表されたと報じた。この書簡は、Googleが11月12日に提出した「人間の運転手を必要としない」車両設計案への回答として書かれたものだった。

NHTSAの主任顧問はGoogleに対し、「Googleが説明した自動車設計における『ドライバー』とは、(自動運転システム)を指し、車両の乗員を指すものではないと解釈する」と伝えた。現在の自動車規制は人間による制御を前提としており、自動運転技術の法的枠組みの構築において問題が生じている。

1月、アンソニー・フォックス米国運輸長官は、自動運転車の開発を加速させるため、連邦政府が一部のケースにおいて規則の解釈を柔軟化すると発表した。今年前半には「ベストプラクティス」ガイドラインが策定される予定で、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)は試験のために最大2,500台の車両を安全基準の適用除外とする。

公式にはまだ公表されていないものの、アップルは2019年か2020年の発売に向けて電気自動車の開発に取り組んでいると広く信じられている。最初のモデルには自動運転システムが搭載されない可能性もあるが、少なくとも同社は後続車種のコンセプトカーの開発に取り組んでいると考えられている。