フォックスコン、ブラジルで減税を受けiPad生産開始へ

フォックスコン、ブラジルで減税を受けiPad生産開始へ

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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ブラジル政府はタブレット生産に関する税金の減額または免除を承認し、これによりアップルの製造パートナーであるフォックスコンがブラジルでiPadの生産を開始できるようになる。

特定のタブレット型コンピュータに対する税金の減額または免除を認めるブラジルの省庁間法令第34号が月曜日に署名され、水曜日に同国の「官報」に掲載され、中国のメーカーであるフォックスコンがアップルのiPadの生産(機械翻訳)を開始する道が開かれたと、ポルトガル語の日刊紙フォリャが報じている。

具体的には、この政令では、重量750グラム未満のキーボードレス・タッチスクリーン・タブレットの研究開発に投資する企業は、IPI(物品税)、PIS(社会貢献税)、およびCOFINS(連邦貢献税)の優遇措置の対象となると規定されています。また、この政令には、タブレットコンピューターに関連するアクセサリ、ケーブル、電源、マニュアルも含まれています。

2011年9月、台湾を拠点とする電子機器メーカーがブラジルでiPadを製造する120億ドルの契約が危機に瀕していると報じられ、ある政府関係者はフォックスコンが減税について「非常識な要求」をしていると述べた。

生産は7月に開始される予定だったが、交渉が決裂したと報じられ、その日付は2度延期された。しかし、両者が合意に達したようで、Foxconnはできるだけ早くiPadの生産を増強すると予想される。

フォックスコンのブラジル・ジュンディアイ製造工場

アップルは12月、同社史上最速の携帯電話展開の一環として、人気のiPhone 4Sモデルをブラジルで発売した。

カリフォルニア州クパティーノに本社を置くアップルは、成長著しいラテンアメリカ市場への進出を目指しており、ソニー・エリクソンの元米国社長アンダーソン・テイシェイラ氏を同地域事業の責任者として採用したと報じられている。また、アップルがブラジルに旗艦店を開設する計画があるという噂もあるが、公式発表はまだない。