フィットビット、アップルウォッチの売上減少で市場侵食を受け2億ドルの雇用と経費削減へ

フィットビット、アップルウォッチの売上減少で市場侵食を受け2億ドルの雇用と経費削減へ

Mike Wuertheleのプロフィール写真マイク・ワーテル

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ウェアラブル分野におけるアップルの主な競合企業であるフィットビットは、第4四半期の業績低迷を受けて、従業員の6%の解雇を含む組織再編を月曜日に発表した。

Engadgetによると、これらの変更により約2億ドルのコスト削減が見込まれるものの、110人の雇用が失われることになるという。同社は12月四半期に650万台を販売し、5億8000万ドルの売上高を計上した。しかし、当初は7億2500万ドルから7億5000万ドルの売上高を見込んでいたため、年間成長率は当初の25%からわずか17%に下方修正された。

CEOのジェームズ・パーク氏は「特にブラックフライデー期間中の最も成熟した市場でのトラッカーのホリ​​デーシーズンの需要が予想より低調だった」と非難したが、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域など一部の市場では急成長が見られたと指摘した。

Fitbitは伝統的にフィットネストラッカーに特化し、ウェアラブル市場を席巻してきましたが、サイバーマンデー前の1ヶ月間でApple Watchに売上の一部を奪われたという報道が以前からありました。Apple Watchは価格が高く、iPhoneユーザー限定ではありますが、多目的デバイスであり、Series 2では防水機能と内蔵GPSにより、初代モデルよりもフィットネス用途に優れています。

より直接的な競争を目指し、フィットビットは最近、スマートウォッチメーカー2社、ペブルとベクターを買収した。ベクターは、ブローバ、シチズン、タイメックスの元幹部が率いる。また、フィットビットはコイン決済サービスも買収しており、これは将来のデバイスにおいてApple Payの代替となる可能性がある。

パーク氏はCESで、フィットビットが独自のアプリストアの開発にも取り組んでいると述べた。アップルやグーグルのストアに対抗する可能性は低いが、同社製品の有用性を拡大する可能性はあるという。