サム・オリバー
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数年にわたる噂の後、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング社がついに今四半期にアップルの第4世代iPad向けA6Xチップの試作を開始すると言われており、アップルのサプライチェーンにおけるサムスンの役割はさらに縮小されることになる。
台湾のCommercial Timesがフランスの通信社AFP経由で報じたところによると、TSMCは最新のiPadに搭載されているA6Xチップの製造を委託されたという。水曜日に発表された報道によると、このモバイルチップの試作生産は今年第1四半期に開始される予定だという。
Appleがモバイルチップの製造をSamsungからTSMCへ切り替えることに関心を持っているとの噂は以前からあった。かつてSamsungの最大の顧客であったiPadメーカーであるAppleは、両社が世界中で数々の特許侵害訴訟を繰り広げていることから、Samsungをサプライチェーンから排除することを検討している。
最近の報道では、Appleは2013年にTSMCにモバイルチップの生産を開始させる計画だと示唆されていた。しかし、一部の報道では、開始時期は2013年後半になる可能性が高いとしている。
TSMCとの契約はA6Xの試作のみという最新の噂もあり、TSMC製チップがAppleのiOSデバイスにいつ搭載されるのかは依然として不明です。現在、iPhone、iPad、iPod touch、Apple TVに搭載されているモバイルプロセッサはすべて、サムスンがテキサス州オースティンにあるチップ製造工場で製造しています。
チップ製造をサムスンからTSMCに切り替えるのは複雑な移行になると予想されており、Appleが完了するまでに18か月もかかる可能性がある。
先月浮上した噂によると、多くの州が獲得を目指して争っている謎のプロジェクト「アザレア計画」の背後にいるのはTSMCである可能性が高いとのことです。この秘密プロジェクトには、ニューヨーク、カリフォルニア、テキサス、オレゴンの4つの州で新たな半導体製造工場の建設を検討している、名前が伏せられた半導体製造会社が関与しています。
「Azalea」プロジェクトの背後にあるチップメーカーはAppleと関係があるとされており、この謎のプロジェクトの背後にいる企業としてTSMCが最も有力視されているとの報道が多数ある。入札に参加した各州は秘密保持契約を締結しているため、その企業名は不明となっている。