Apple、iPhone OS 4の検索からGoogleブランドを削除

Apple、iPhone OS 4の検索からGoogleブランドを削除

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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既存の iPhone で Web 検索を行う際にソフトキーボードに表示される「Google」ボタンは、iPhone OS 4 ベータ版では単に「検索」と表示されるように変更され、Apple のライバルへの言及が削除されました。

この変更はiPad向けのiPhone OS 3.2で既に行われていましたが、iPhone向けのiPhone OS 4ベータ版では、 iLoungeが発見したこの微妙な変更が、今夏のソフトウェアアップグレードでAppleの端末にも導入される可能性が高いことが示されています。現在のiPhone OS 3.1.3では、Safariの検索機能を使用すると、タッチスクリーンキーボードの右下に青い「Google」ボタンが表示されます。

今週、Apple が iPhone OS 4 の Spotlight 検索機能に Web 検索を追加したことも明らかになりました。このオプションにも Google については触れられておらず、「Web を検索」とだけ書かれています。

iPhone検索への今回の小さな変更は、今年初めにAppleとMicrosoftがiPhoneのデフォルト検索エンジンをBingにすることについて協議中であるという主張を裏付けるさらなる証拠となる可能性があります。現在、Safariウェブブラウザでの検索はデフォルトでGoogle経由ですが、Yahoo!も選択可能です。

3月、ニューヨーク・タイムズ紙は、GoogleとAppleの激化するライバル関係(伝えられるところによると個人的な対立にまで発展している)について報じた。同紙によると、Appleの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏は、GoogleがAndroidモバイルOSを搭載した携帯電話を発売した際に、Appleとの「同盟関係を破った」と感じているという。

Android、Chromeブラウザの登場、そしてGoogleによる独自のネットブックOSリリース計画が、昨年8月にシュミット氏をAppleの取締役から追放した。その後まもなく、両社は買収をめぐって競争を始めた。

今週、ジョブズ氏は、アップルがモバイル広告会社AdMobの買収を試みたが、Googleに「奪われた」と認めた。アップルは代わりにQuattro Wirelessを買収した。