サム・オリバー
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米国でのオフィススペース建設の回復は、iPhoneメーカーであるAppleがクパチーノに巨大な新本社ビルの建設を準備し、また全米各地に新たな事業施設を建設する中、Appleなどのテクノロジー企業のおかげだと考えられている。
ブルームバーグが金曜日に発表した米国のオフィス開発に関するレポートには、アップルに加え、フェイスブック、アマゾンも名を連ねている。レポートによると、これらのテクノロジー企業の事業拡大により、米国における新規オフィススペース建設は50年以上ぶりの低水準から回復していることが明らかになった。
建設住宅ローンの債務不履行率は2010年のピークから着実に低下していますが、現在建設中のアップルの175エーカー(約74ヘクタール)の「宇宙船」キャンパスなどのプロジェクトのおかげで、回復の兆しが見え始めています。4階建ての環状施設は、280万平方フィート(約2万8千平方メートル)のオフィススペースを備え、1万2千人以上の従業員を収容する予定です。
アップルの計画では、以前パソコンメーカーのヒューレット・パッカードが所有していた土地にある約265万平方フィートの既存のオフィスビルと研究開発ビルを取り壊すことになっている。
Appleが米国のオフィス開発の強化に貢献しているというニュースは、同社がオレゴン州プラインビルに約70万平方フィートの新データセンター施設の建設を開始したのと時を同じくして報じられた。オレゴニアン紙は金曜日、6,800万ドル規模の施設建設の第1期工事が開始され、33万8,000平方フィートの建物2棟のうち1棟を建設するための土地が整地され、平坦化が進んでいると報じた。
プリンビルの施設はアップルのiCloudサービスを支援するもので、同社はこのプロジェクトに数百人が携わり、完成すれば「数十人」がそこで雇用されると明言している。
アップルの建設が続く中、フェイスブックもカリフォルニア州メンロパークの本社拡張を計画している。ソーシャルネットワーキングサイトであるフェイスブックは、約43万平方フィートの平屋建ての建物を増築し、2,800人のエンジニアを収容する計画だ。
アマゾンは2013年に新棟の建設を開始する予定で、計画されている3棟のうち最初の棟となる。これらを合わせると、オンライン小売業者は300万平方フィート(約280万平方メートル)の新たなスペースを得ることになる。
CBREエコノメトリック・アドバイザーズのマネージングディレクター、ジョン・サザード氏はブルームバーグに対し、アップル、アマゾン、フェイスブックによるプロジェクトは「市場に利用可能なスペースの広さを考えると、驚くべき建設量だ」と語った。サザード氏は、これらの企業による改善は「緩やか」だとしながらも、今後も建設は増加し続けると考えている。