iPhoneとiPadの勢いにより、Appleはより保守的でないガイダンスを発表する可能性がある

iPhoneとiPadの勢いにより、Appleはより保守的でないガイダンスを発表する可能性がある

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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来週の四半期決算発表では、iPhoneとiPadの売上が特に好調なことから、Appleの6月四半期の業績見通しは通常よりも控えめになる可能性がある。

スターン・アギーのアナリスト、ショウ・ウー氏は金曜日の投資家向けメモで、アップルは「昔ながらの保守的なガイダンス」で知られているものの、来週火曜日にはより積極的なガイダンスを発表する可能性があると述べた。同氏は、iPhone 4Sと新型iPadの好調が、アップルが4-6月期の業績予想を押し上げる主な要因であると指摘した。

ウー氏はiPhone販売に関する調査に基づき、来週火曜日の決算発表を前に「上昇余地」があると確信している。また、先進国市場でiPhone 4Sの販売が減速する可能性があるという最近の懸念を払拭しようとした。

具体的には、米国最大の携帯電話会社であるベライゾンで、アップルが他のすべてのスマートフォンよりも多く売れたにもかかわらず、ベライゾンでのiPhoneのアクティベーションがやや期待外れだったことを一部の投資家が懸念していると指摘した。ベライゾンは木曜日、2012年第1四半期に320万台のiPhoneをアクティベートしたと発表した。

「(ベライゾンの)iPhoneの出荷台数がやや少ないという懸念は行き過ぎだと考えている」とウー氏は述べた。「ベライゾンは、我々が推定150社とみているiPhoneキャリアの1社であることをご承知おきください」

ウー氏は3月四半期のiPhoneについては懸念していないものの、年初来のMacの売上は予想よりも低調だった可能性が高いと考えている。Appleのサプライチェーンへの調査では、Appleが製品刷新を前に在庫を減らしていること、そして「iPadとの若干の競合」が発生していることが示された。

ウー氏は、アップルが3月期にiPhoneを2,950万台、iPadを1,230万台、Macを430万台販売すると予想している。また、売上高は368億ドル、1株当たり利益は10.20ドルになると予測している。

ウー氏は、第4四半期の売上高を376億ドル、1株当たり利益を10.80ドルと予測しており、ウォール街のコンセンサス予想である売上高374億ドル、1株当たり利益9.91ドルをわずかに上回っている。スターン・エイジーは、AAPL株の投資判断を「買い」に据え置き、目標株価を750ドルに据え置いている。