マイキー・キャンベル
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台湾の契約製造業者フォックスコンは、インドの生産施設に最大10億ドルを投入する準備をしていると報じられているが、この投資はアップルの要請によるものとされている。
ロイター通信は関係筋の話として、政治的緊張と新型コロナウイルスのパンデミックの中、アップルが供給パートナーに対し中国国外への拡大をひそかに求めていると報じている。
「アップルは顧客に対し、iPhone生産の一部を中国から移管するよう強く要請している」と情報筋の1人が同紙に語った。
フォックスコンは、現在iPhone XRの生産を担当しているスリペルンバー工場の操業拡大を計画していると報じられている。関係者によると、今後3年間で、フォックスコンは同工場の生産リストに新たなモデルを追加する予定だという。
報道によれば、最大10億ドルの注入により約6,000人の雇用が創出されるという。
米中貿易戦争が続く中、Appleは再びサプライチェーンの多様化に取り組んでいる。一部の報道によると、製造・組立工程の複雑なシステムの一部を中国から移転する計画は何年も前から進められていたが、Appleのパートナー企業がその目標に向けて動き始めたのはつい最近のことだ。
世界第2位のスマートフォン市場を誇るインドは、Appleにとって魅力的なターゲットです。現在、iPhoneはインドのスマートフォン市場におけるシェア約1%に過ぎませんが、超高級機セグメントでは推定63%のシェアを占め、圧倒的なシェアを誇っています。現地生産することでコスト削減と特定の関税回避が可能になり、iPhoneはインドの消費者にとってより魅力的な選択肢となるでしょう。
インドは税制優遇措置やその他の景気刺激策でハイテク企業の進出を促してきたが、政府の約束が実を結んだのはつい最近のことだ。