ニール・ヒューズ
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この変更は、Appleが採用したガラスで覆われた光沢のあるディスプレイが万人向けではないかもしれないという、静かな譲歩と言えるでしょう。約2年前、同社はMac製品ライン全体をマットディスプレイから、15インチMacBook Proシリーズでのみ提供されていた高反射ディスプレイへの移行に着手しました。
これまで、50ドルのアンチグレアオプションは17インチMacBook Proのみに提供されていました。火曜日の変更により、15インチモデルにもこの機能が追加されますが、13インチProモデルは引き続き光沢タイプのみとなります。
7月に、AppleInsiderは、Appleがアンチグレアオプションをより多くのMacに拡大すると独占的に報じた。
光沢ディスプレイへの移行は、ガラス製のタッチスクリーンと黒い枠が顧客に好評だった初代iPhoneがきっかけとなったようです。この反響は非常に好評で、Appleは製品ファミリー全体で素材の標準化を目指し、限界に挑戦する中で、数か月後にiMacシリーズにも同様の仕様を採用しました。
さらに勢いづいたAppleは10月、高価な17インチMacBook Proに50ドルのアンチグレアオプションを付けるほか、ユニボディノートパソコンの新製品ラインでもマットディスプレイを廃止し、光沢ディスプレイを採用すると発表した。Appleによると、これらの新ディスプレイは「写真や動画の視聴に最適な鮮明な画像と鮮やかな色彩を提供し、エッジからエッジまでカバーガラスが滑らかでシームレスな表面を実現している」という。
この変更に誰もが満足したわけではない。特に、Appleの中核を成すプロフェッショナル向け動画・画像編集コミュニティのメンバーは、光沢のあるディスプレイは色合わせを難しくする傾向があると主張した。中には、この影響には無関心だが、光沢のある画面の反射がどうしても我慢できないという人もいる。中には、毎日様々な仕事にノートパソコンを持っていく出張族や、晴れた日のスポーツ観戦に遠征する人など、画面の反射から逃れられない人もいる。
いずれにせよ、Appleはこうした懸念を高く評価している。13インチノートパソコンにFireWireが搭載されていなかったことに対する非難を受けた時も同様だ。当時、 事情に詳しい関係者がAppleInsiderに語ったところによると、Appleはディスプレイ問題に関する数多くの嘆願書やオンラインスレッドをフォローしており、顧客の声に耳を傾けているという。
光沢のあるユニボディのMacBook Proと前世代のマット仕上げのMacBook Proを並べてみた|出典:FlickrユーザーLoustechworld