ウィリアム・ギャラガー
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ペロトンバイク
フィットネス会社ペロトンは、コロナ禍による売上ブームの終焉をみて、アップルのiOS 14の「アプリ追跡の透明性」プライバシー機能が売上に悪影響を与えたと非難している。
ペロトンはスマートバイクの価格を下げるなど売上増加策を講じているにもかかわらず、年間収益予測を約10億ドルに引き下げると発表した。
ブルームバーグによると、このフィットネス企業は、2022年6月までの会計年度で売上高を44億ドルから48億ドルと予想しているという。以前は54億ドルと予測していた。
義務付けられた決算説明会で、CEO兼共同創業者のジョン・フォーリー氏は、予測の変更について言及し、「急速な」変化は「我々にとって無視できないものだった」と述べた。フォーリー氏は、将来の業績予測は予想以上に困難になっていると述べた。
報道によると、問題の一因は、パンデミック後、消費者がオフィスやジムに戻り、フィットネス製品の需要が減少したことにあるという。ペロトンは、供給制約と輸送費の上昇も要因の一つだと述べている。
しかし、ペロトンはアップルの広告関連のプライバシー変更も非難した。同社は、この変更により購入者のターゲティングが困難になったと述べている。
「2022年度は予測が非常に難しい年になると予想していました」と、ペロトンの経営陣はブルームバーグが閲覧した株主への書簡の中で述べた。「費用基盤を見直し、運営コストを調整するための具体的な措置を講じていきます。」
ペロトンは新製品を発表するとも発表している。Apple GymKitとの完全な連携が可能になるかどうかはまだ不明だ。