ヘッジファンドマネージャーのデビッド・アインホーン氏はアップル株に留まり、「莫大な価値」を見出している

ヘッジファンドマネージャーのデビッド・アインホーン氏はアップル株に留まり、「莫大な価値」を見出している

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かつてアップルと対立した悪名高いヘッジファンドマネージャーのデビッド・アインホーン氏は、最近の市場暴落にもかかわらずiPhoneメーカーに対して強気な姿勢を保っており、最近の電話会議で同社に信任の票を投じた。

「弱気シナリオでは株価収益率(PER)が1桁台にまで下落しているアップル株を引き続き保有しています」と、ヘッジファンド、グリーンライト・キャピタルを運営するアインホーン氏は述べた。「アップルのブランドと、定期的に新製品を購入し、追加サービスも購入する世界的な顧客基盤の成長には、計り知れない価値があると考えています。」

アインホーン氏の発言は、多くの人が失望と捉える四半期決算を受けてアップル株が急落する中でなされた。同社は第2四半期決算を発表して以来、時価総額が数百億ドル減少しており、前年同期比で約80億ドルの減少となった。

アインホーン氏は今週同社を支持したにもかかわらず、2015年第4四半期にAAPL株の保有を減らした。

それでも、アインホーン氏の立場は、ここ数週間でアップル株から完全に撤退した物言う投資家カール・アイカーン氏の立場とは異なっている。かつてウォール街でアップルを熱烈に応援していたアイカーン氏は、逼迫する中国市場におけるアップルの将来への懸念を指摘した。

アインホーン氏はアップルとの関係が複雑で、同社の現金保有の増加に公然と異議を唱え、それが投資家に損害を与えていると主張してきた。2013年にこの問題でアップルを提訴したが、1か月も経たないうちに訴訟を取り下げた。