衝突検知のおかげで命を救われたドライバー、ティム・クックに感謝

インディアナポリスのドライバーは、Apple Watchのおかげで救急隊によって事故現場から救出された後、ティム・クックCEOと連絡を取ったと語っている。

iPhone 14とApple Watch Series 8に搭載された新しい衝突検出機能は、少なくとも1件の死亡事故で作動したほか、Appleが現在対応中の誤検知によっても時折作動していた。しかし今、あるドライバーがこの機能のおかげで命を救われたと語っている。

ABCニュースによると、ノーラン・アベルの車は2022年10月15日に時速70マイルで電柱に衝突した。

「座席に座っているだけで、意識を保とうと必死でした」とアベルさんはABCニュースに語った。「意識が朦朧としてきた時、時計に小さな触覚を感じました。私が邪魔をしなければ救急隊に通報されるだろうと分かりました。すると、『もしもし。いらっしゃいますか？』という声が聞こえたんです」

アベルさんは事故のわずか1週間前に、まったくの思いつきでApple Watchを購入したと語る。

「ベスト・バイに行った時に、『なあ、これ買ってみようかな？』って思ったんだ」と彼は振り返る。「特に理由はなかったんだけど、何かが僕に『これ買え』って言ったんだ」

アベルさんは入院しており、視力の問題により処方箋付きのコンタクトレンズを着用する必要があると報じられているが、それ以外は完全に回復すると期待されている。

それが可能になると、彼はApple社に連絡して命を救ってくれたことに感謝したという。

「私はティム・クックにメールを送り、ティム・クックも私にメールをくれた」とアベル氏は言う。「メールは短くて親切な内容だった。彼は忙しい人なのだ。」

「ティムは、私にこんなことが起きて本当に残念だと言っていました」と彼は続けた。「まさにそのために、衝突検知機能が開発されたのです」

Appleによると、衝突検出は、加速度計が急停止を検知するなど、iPhone 14またはApple Watch上の一連のセンサーの読み取り値を解釈することで機能するという。