ケイティ・マーサル
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ゴールドマン・サックスは木曜日、アップルが6月に予定しているiPhoneの発売までの数カ月間にネガティブな憶測が広がる可能性があるとして、アップルを「確信買い」リストから外した。
ゴールドマン・サックスが2006年9月8日にアップルを「コンビクション・バイ」リストに追加して以来、同社の株価は18.8%上昇している。これはS&P500指数の11.6%上昇を上回っている。しかしベイリー氏は、今後数ヶ月はアップルがネガティブな感情の影響を受けやすく、ヒューレット・パッカード株の魅力がやや高まると指摘した。
ベイリー氏は顧客向けメモで、「アップルにとって最大のリスクは、同社が大きな期待と高いベータ値の企業であり、今後3カ月間、特別なきっかけなしに、テクノロジー業界が最も弱い四半期の1つと重なる期間を乗り切らなければならないことだ」と記した。
同時に、アナリストは、Mac の売上の好調さや iPhone の初期受注に関する憶測が時折浮上し、3 月四半期が「やや騒がしくなる」可能性があると指摘した。
「iPhoneの出荷予定日は6月と見込まれているものの、我々はiPhoneがAppleの成長を20%以上の水準で継続させるのに十分な新境地を開くと見ており、依然として上振れ傾向にある」と同氏は記した。「実際、我々の予備的なベースケース分析では、2007年暦年にはビデオiPodの市場シェアが25%、2008年には50%になると想定しており、iPhone単体でもこの2年間のAppleの売上高成長率を4~5%押し上げる可能性があると結論付けている。」
ベイリー氏はアップル株の12カ月目標価格を110ドルに据え置き、成長企業として株価収益率、成長調整後利益倍率、キャッシュフロー指標、割引キャッシュフローを評価の基準にしていると説明した。