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メリルリンチは、アップルのこれまでのMac OS Xのリリースでは個人向けパソコン市場でのシェアは伸びなかったが、Tigerの200の新機能と進行中のiPodのハロー効果が相まって、今回はより明るい結果につながるはずだと述べている。
「2003年のMacのインストール台数は約1,000万台でしたが、現在は1,400万台です。発売第1四半期には、Macユーザーの4.7%がPantherにアップグレードしました」とアナリストのスティーブ・ミルノビッチ氏は述べています。「同じコンバージョン率で、インストールベースが40%増加すると仮定すると、Tigerは発売第1四半期で約8,400万ドルの売上を上げることができます。」このコンバージョン率が9ベーシスポイント上昇すれば、Tigerは第1四半期で約1億ドルの売上を上げることができるとミルノビッチ氏は付け加えました。
ガートナー グループの調査によれば、2005 年に Mac OS X が稼働する PC は全世界でインストールベースの 2.4% にとどまる。しかしメリルリンチは、同時期に Apple の OS が米国で 1,000 万台以上のコンピュータで稼働し、4% 以上の市場シェアを獲得すると予測している。
同社は本日顧客に公開した調査ノートの中で、AppleのPC市場シェアは、直近3回のMac OSアップデート(Puma、Jaguar、Panther)のリリース後、四半期ごとに平均3ベーシスポイント減少したと指摘した。「iPodブームのハロー効果がこのマイナス傾向を反転させると確信している」とミルノビッチ氏はノートの中で述べている。同氏は、Appleの世界市場シェアが2005年末までに約2.5%となり、同年第1四半期の2.1%から上昇すると予想している。
メリルリンチは、AppleのiMacおよびeMac製品ラインのアップデートが間もなく実施されるとの見通しを改めて示した。また、Mac miniの登場により、Appleのデスクトップ市場シェアがノートパソコン市場シェアに追いつく可能性があると同社は指摘した。現在、Appleのノートパソコン市場シェアは3.4%だが、デスクトップ市場ではわずか1.7%にとどまっている。
メリルリンチはアップル株の目標価格を1株当たり51ドルとし、「買い」評価を改めて表明した。