AppleのiTunesクラウドは当初は無料だが、最終的には有料になる可能性がある。

AppleのiTunesクラウドは当初は無料だが、最終的には有料になる可能性がある。

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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報道によると、アップルは音楽業界の幹部に対し、クラウドベースのiTunesストリーミングサービスは当初は無料で提供するが、最終的にはサーバー上でコンテンツをホスティングする顧客に料金を請求する予定だと伝えたという。

CNetは火曜日、音楽業界関係者の話を引用し、Appleが音楽クラウドサービスを有料化する見込みだと報じた。当初は有料化されなくても、最終的には有料化する見込みだ。長らく噂されていたiTunesクラウドは、ユーザーが音楽やメディアをインターネット接続デバイスにストリーミング配信することを可能にし、iPhoneやiPadなどの接続デバイスにコンテンツをローカルに保存する必要性をなくす。

Appleがこのサービスにいくらの料金を請求するかは未だ不明だ。実際、Appleは音楽業界の幹部に対し、ストリーミング音楽サービスの開発は「完了した」と伝えたようだが、具体的なサービス内容については明らかにしていない。

その代わりに、Appleは音楽業界の幹部に対し、サービスについて「大まかな」説明のみを行ったと報じられている。情報筋によると、AppleはユーザーがiTunes Music Storeで購入した楽曲やその他のローカルコンテンツを保存し、複数のデバイスで聴けるようにする予定だという。

AppleはiTunesクラウドに関して既にワーナーミュージックと契約を結んでいると報じられています。先週の別の報道によると、Appleは4大音楽レーベルのうち2社と契約を結んだとのことですが、ワーナーがそのうちの1社なのか、それとも3社目なのかは不明です。

AppleのライバルであるAmazonは先月、独自のデジタルミュージックロッカーを立ち上げ、ユーザーが自身の音楽ファイルをAmazonのサーバーにアップロードできるようにした。Amazonは5GBの無料オンラインストレージと、有料で最大1,000GBまで拡張可能なプレミアムアカウントを提供している。また、MP3アルバムを購入した顧客には、1年間20GBのストレージが提供される。

しかし、Amazonはサービス開始前にレコード会社からライセンス契約を一切取得していなかったため、音楽業界からの反発にも直面している。さらに、Google自身もクラウドベースの音楽ストリーミングサービス計画を進めているが、レコード会社との交渉が行き詰まっていると言われている。