アンドリュー・オハラ
· 1分で読めます
ファイナルカットプロX
著名なビデオ編集者がTwitterで、Chromeがビデオエンコーディングフレームワークを占有し、一部のユーザーでFinal Cut Pro Xが応答しなくなりクラッシュする原因になっていると主張した。
Cre8ive Beast のクリエイティブ ディレクター兼創設者である Felipe Baez 氏は、多くのユーザーが Final Cut Pro X 内で大幅な速度低下を経験している原因は Chrome にあると指摘しています。
原因は Chrome にあるようで、必要なリソースを独占し、Final Cut Pro X を停止させています。
FCPXを使っているなら、Chromeは使わない方がいいです。というか、編集アプリを使っているならChromeは使わない方がいいです。ChromeがVideoToolBoxフレームワークをロックダウンしていて、FCPXの動作がものすごく遅くなってクラッシュするのを発見しました。
— フェリペ・バエズ(@baezfelipe)2019年6月20日
「Chrome が VideoToolBox フレームワークをロックダウンし、FCPX が非常に遅くなり、クラッシュするようになったことを発見しました」と Baez 氏は Twitter で共有しました。
Chromeは、ある時点でVideoToolBoxにアクセスし、独占してしまうようです。VideoToolBoxは、Final Cut Pro Xがビデオ処理時にハードウェアベースのエンコーダとデコーダにアクセスできるようにする低レベルフレームワークです。ChromeがVideoToolBoxの使用を開始すると、停止しなくなるため、ビデオエディターにとって問題となります。
Baez氏によると、CPU使用率が300%に達したため、FCPXがフリーズしてクラッシュしたという。Chromeを終了し、VideoToolBoxをリリースすると、Final Cut Pro Xは正常に動作するようになった。
この問題はFinal Cut Pro Xだけに限ったものではなく、VideoToolBoxを使ってエンコード、デコード、トランスコードを行っているあらゆるビデオエディターやトランスコーダーにも影響します。Chromeはリソースを大量に消費することで知られており、Macユーザーの場合、頻繁に大量のRAMを消費します。
Handbrakeでの予備テストでは、エンコード時間に影響が出ていることが判明しています。アイドル状態のChromeとVideoToolKitを使用したHandbrakeのみで最初の実行を行ったところ、HandbrakeとSafariを起動した場合と比較して、H.265エンコード速度が約30%低下しました。AppleInsiderは引き続き状況を調査しています。