ニール・ヒューズ
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ニーダム・アンド・カンパニーのチャーリー・ウルフ氏は金曜日、投資家向けメモの中で、マイクロソフトの新しいモバイルOS「Windows Phone 7」の「発売は成功だった」と宣言した。ウルフ氏は、マイクロソフトとグーグルが、HTC、サムスン、モトローラ、LG、ソニー・エリクソンといった大手スマートフォンメーカーと激しい競争を繰り広げると予想している。
「短期的には、この縄張り争いによってスマートフォンメーカーが主導権を握る可能性がある」とウルフ氏は記している。「しかし最終的には、AndroidとWindows Phone 7のOSのライセンシーにとって、価格と粗利益率の低下を伴うコモディティ化は避けられないだろう。」
「ブランド価値が高まっているiPhoneは、この底辺への競争で最後の生き残りになるかもしれない。」
ウルフ氏は、12月四半期の市場シェアに関しては大きな変化はないと予想している。しかし、2011年初頭のWindows Phone 7の本格展開と、VerizonネットワークでのiPhoneの発売が予想されることから、3月には市場環境が大きく変化する可能性があると考えている。
ウルフ氏は、Windows Phone向けFacebookアプリの11月30日時点でのアクティブユーザー数がわずか13万5000人だったと指摘した。これは、マイクロソフトがどれだけの端末を販売してきたかを示す指標となる可能性がある。この販売台数はAppleのiPhoneの記録的な販売ペースには遠く及ばないものの、ウルフ氏はマイクロソフトの全社的なマーケティング予算5億ドルが大きな要因となると考えている。
「マイクロソフトは、その資金の大部分を大手スマートフォンメーカーの支持獲得に充てるだろうと我々は考えている」とウルフ氏は記している。「実際、Windows Phone 7が成功すれば、2つのライセンスモデルの類似性から、Androidプラットフォームが他のどのOSよりも大きな影響を受けると結論付けざるを得ないだろう。」
そして、iPhone が予想通り 2011 年初めに Verizon ネットワークで発売された場合、最も打撃を受けるのは Android だとウルフ氏は考えている。
「ベライゾンのネットワークでiPhoneが利用できなかったことで、Androidは恩恵を受けた。ベライゾンはiPhoneの代替としてAndroidプラットフォームのプロモーションに多額の資金を投じたからだ」と彼は述べた。「Androidは事実上、Windows Mobileの崩壊によって生じた空白地帯に進出したのだ。」