ウィリアム・ギャラガー
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夜のベトナム
電力需要の拡大と発電能力の低下により、ベトナムは電力不足に直面しており、iPhoneメーカーのフォックスコンに電力使用の制限を求めている。
テクノロジー企業は、中国への過度な依存からの脱却も含め、ベトナムへの事業拡大を進めており、その拡大は加速している。アップルのサプライヤーであるフォックスコン、BOE、クアンタはそれぞれ、現在ではベトナムの生産拠点では対応できない地域に大規模な新工場を建設すると発表している。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、フォックスコン、ルクスシェア、サムスンが使用している施設の一部は、電力会社から要請を受けているという。地元メーカーの匿名の情報筋によると、これらの企業は計画停電の実施やピーク時の電力使用量の削減を検討するよう求められているという。
「過去1年間にこの地域であまりに多くの電子機器メーカーが生産を拡大したため、電力消費が急増している」と関係者の1人は語った。
ベトナムは、需要の大幅な増加に加え、干ばつを引き起こし、水力発電を減少させる高温にも直面している。
AppleとFoxconnはいずれもコメントを出していないが、ウォール・ストリート・ジャーナルは、iPhoneメーカーであるAppleが操業を継続できていると報じている。Foxconnはまた、2024年に独自の発電機を建設する予定だとも報じられている。