FBIによると、アップルの自動運転車「プロジェクト・タイタン」の技術が2人目の従業員によって盗まれたという。

FBIによると、アップルの自動運転車「プロジェクト・タイタン」の技術が2人目の従業員によって盗まれたという。

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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FBIはアップルの内部調査を受けて、同社の自動運転車プラットフォームに関する秘密を盗もうとした容疑で2人目の人物を逮捕した。

NBCベイエリアが閲覧した非公開の刑事告訴状によると、アップルの経営陣が最初にこの件に気づいたのは、従業員がジジョン・チェンという中国国籍の容疑者が秘密の作業エリアで写真を撮っているのを目撃した時だった。チェン氏は同社のエンジニアだった。

その後、Appleのグローバルセキュリティチームはチェン氏のコンピュータを捜索し、マニュアル、図面、回路図に加え、Appleオフィス内で撮影された約100枚の写真を発見した。FBIに提出された写真の1枚には、Appleが設計した配線ハーネスの組立図が写っていた。

動機はすぐに明らかになった。チェンは最近、中国の自動運転技術企業(正式名称は不明)に就職を申し込んでいたのだ。実際、チェンは中国に帰国する予定のわずか前日に逮捕されたため、逮捕されれば逮捕は不可能だった。

「アップルは機密性と知的財産の保護を非常に重視しています」と広報担当者は火曜日に述べた。「この件については当局と連携しており、すべての質問はFBIに照会しています」と同担当者は付け加えたが、FBIは今のところコメントを拒否している。

2018年7月には、元アップル社員の張暁朗(シャオラン・チャン)が、中国のXMotorsに機密情報を盗み出した疑いで逮捕された。XMotorsは、アップルパークからほど近いマウンテンビューに米国オフィスを構えている。

Appleの自動運転プログラムの正確な内容は依然として謎に包まれている。同社は当初、本格的な電気自動車の開発に取り組んでいたが、その後、プラットフォームの開発と、カリフォルニアの道路での既存車両の改造試験に規模を縮小した。最近では、「プロジェクト・タイタン」チームから200人以上の従業員が解雇されたにもかかわらず、自社設計の自動車に関する噂が再燃している。