ロジャー・フィンガス
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米最高裁判所は、約120年ぶりとなる意匠特許をめぐる訴訟で、火曜日にアップル対サムスンの最大規模の訴訟の判決を言い渡す予定。サムスンは損害賠償額の減額を求めている。
サムスンは、下級裁判所が命じた3億9900万ドルの損害賠償金を支払う必要はなかったと主張するだろうと、ブルームバーグは月曜日に報じた。同社は車のカップホルダーを例に挙げ、自動車の利益の全てを、ほんの一部しか貢献していないものに支払うのは不公平だと示唆している。
アップルは、特許保有者が特定の部品に関連した利益のみを徴収できる場合もあると認めているが、一方でサムスンに対する訴訟における特許は自動車全体の設計に相当し、サムスンはこれまで、特許が11機種の侵害携帯電話(現在は販売されていない)の部品のみに適用されていることを実証できなかったと主張している。
最高裁判所には、損害賠償を維持するか、無効にするか、正確な金額を決定するために再審を命じるかという、3つの基本的な選択肢がある。
サムスンはすでにアップルに3億9900万ドルを支払っており、さらに「ピンチ・トゥ・ズーム」特許の侵害に対する1億5000万ドルも支払っている。しかし、この2つの金額を合わせても、陪審員が当初サムスンに命じた10億ドル以上の賠償額をはるかに下回っている。この金額はその後の法的手続きで大幅に減額された。
最高裁での争いの結果は、アップルがさらに1億8000万ドルを回収しようとする試みに影響を及ぼす可能性があるほか、サムスンによる「スライドしてロックを解除する」特許侵害に対する1億1960万ドルの損害賠償を復活させた最近の米連邦控訴裁判所の判決にも影響を及ぼす可能性がある。