アップルはスティーブ・ジョブズ氏が最近体調を崩していると発表した

アップルはスティーブ・ジョブズ氏が最近体調を崩していると発表した

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アップルは、月曜日にサンフランシスコで行われたWWDCカンファレンスで撮影された写真でスティーブ・ジョブズ氏がいつもより少し弱々しく見えることが示されたことを受けて、インターネットのブログでジョブズ氏の健康状態に関する懸念が広がっていることに対応した。

具体的には、ウォール・ストリート・ジャーナルは、ドラッジ・レポートの「アップルのスティーブ・ジョブズの容姿への懸念…」という見出しを指摘し、それ以上のコメントなしに最高経営責任者の写真へのリンクを貼っている。

火曜日、この件に関する質問に答えたクパチーノを拠点とする電子機器メーカーの広報担当者は金融紙に対し、ジョブズ氏はここ数週間「よくある病気」に悩まされているものの、年次アップル開発者会議の冒頭基調講演を必ず行い、同社の新型3G iPhoneを自ら披露することが不可欠だと感じていると語った。

ジョブズ氏の健康状態は、4年前に珍しいタイプの膵臓がんと診断されて以来、ときどき話題になっているが、手術が成功し、克服している。

投資家やアップルの忠実な支持者たちは、ジョブズCEOの外見に特に注目している。10年余り前に不況から救い出した同社にとって、ジョブズCEOはかけがえのない存在だと考えているからだ。事態をさらに悪化させているのは、ジョブズCEOが癌との闘病を株主やごく親しい側近以外には告げるまで、実に9ヶ月もの間隠していたという報道だ。

昨年、金融雑誌バロンズは、ジョブズ氏がアップルにとって世界のどの最高経営責任者よりも価値があるかもしれないと示唆し、ジョブズ氏が突然同社における指導的役割を放棄せざるを得なくなった場合、アップルの時価総額は瞬く間に200億ドル減少すると推定した。

アップルがジョブズ氏の健康状態について最後に最新情報を発表したのは、約2年前、2006年のアップル開発者会議にジョブズ氏が出席した後、同様の懸念が高まり始めた時だった。当時、同社のワールドワイドコーポレートコミュニケーション担当副社長、ケイティ・コットン氏は、ジョブズ氏の健康状態は「良好」であると述べ、懸念を軽視していた。