ニール・ヒューズ
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アマゾンは木曜日、同社の音声パーソナルアシスタントであるAlexaのサポートをiPhoneに正式に導入するため、iOS向け公式アプリのアップデートを開始した。これによりユーザーは質問したり、買い物をしたり、音楽を聴いたりといったことができるようになる。
木曜日の午後から一週間かけてユーザーに展開されるAmazon iOSアプリのアップデートでは、Alexa専用の検索ボックスの右側にマイクアイコンが表示されます。商品の検索や注文の追跡といったオンラインストアの基本機能に加え、質問に答える機能も備えており、AppleのSiriに対抗する存在となっています。
Echoやその他のAlexa搭載アクセサリと同様に、Amazonの新しいiOSアプリでは、ユーザーは「メモリアルデーはいつですか?」などの質問をしたり、「ジョークを言って」などのコマンドを出したりすることができる。
さらに、Alexa スキルも含まれており、ユーザーは Amazon アプリ内からスマートホーム機能を制御できるようになります。
Alexaは、最新ニュース、天気予報、最新の交通情報も提供できます。また、アーティストや音楽のジャンルを検索したり、Kindleオーディオブックを聴いたりすることもできます。
もちろん、AppleのSiriはiPhoneのAlexaに比べて、システム全体への統合や、ロック解除の有無に関わらず「Hey Siri」を常時聞き取る機能など、多くの大きな利点があります。AmazonのAlexa統合では、ユーザーはスマートフォンのロックを解除し、Amazonアプリを起動してボタンをタップする必要があります。
しかし、こうした制限にもかかわらず、Siriの競合はiPhoneでの進出を阻んではいない。実際、先週、MicrosoftのCortanaがiPhone向けに全面的に改良され、起動が高速化され、音声コマンドや質問はデフォルトでリスニングモードに切り替わった。
一方、AppleはSiriの改良版を開発中と言われており、今年後半には「iOS 11」アップデートや新型iPhoneの発売と合わせてリリースされる可能性がある。同社は最近、機械学習スタートアップのPerceptioと音声処理企業VocalIQを買収し、Siriのさらなる改良を計画していることを示唆する買収を行った。
AmazonのAlexaは同社のEchoハードウェアスピーカーで誕生しましたが、Amazonがサービスにおいてオープンでプラットフォームに依存しないアプローチを採用するにつれ、現在ではますます多くのファーストパーティおよびサードパーティ製デバイスに搭載されるようになっています。例えば、HuaweiはMate 9端末でAlexaを採用しています。