アップル、アップルストアでのマスク着用義務を再開へ

アップル、アップルストアでのマスク着用義務を再開へ

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: Apple

アップルは、実店舗での安全対策を復活させ、ワクチン接種を完了した人でも顧客とスタッフの両方にマスクの着用を義務付ける予定だ。

マスク着用義務の再導入は木曜日から全米で施行される予定だが、これはより感染力の強いデルタ変異株による新型コロナウイルス感染症の感染者数の急増の中で行われるとブルームバーグが水曜日に報じた。

ブルームバーグが入手した従業員向けの社内メモによると、アップルは米国のアップルストア約270店舗のうち半数以上でマスク着用を義務付ける予定だという。

アップルはメモの中で、「CDCの最新の推奨事項を慎重に検討し、お客様の地域の健康と安全に関するデータを分析した結果、お客様の店舗におけるマスク着用に関するガイドラインを更新しました」と述べ、この変更は「十分な注意を払って」行うものだと述べた。

さらに、アップルは現時点では従業員にワクチン接種を義務付けてはいないものの、小売店のスタッフにワクチン接種を受けるよう促した。

この動きは、アップルが6月に米国の実店舗で顧客へのマスク着用義務を撤廃してから1か月余り後に起こった。しかし、この決定は短期間で終わり、同社は7月から小売店の従業員にマスク着用を推奨し、地域の規制で義務付けられている地域ではフェイスカバーの着用を義務付け始めた。

7月初めの報道によると、アップルは小売店の従業員を対象に、一部の週は店舗で勤務し、他の週は自宅で顧客サービスやオンライン販売の対応を行うというハイブリッドな勤務モデルを試験的に導入する計画だという。

アップルのCEO、ティム・クック氏は水曜日、従業員のオフィス復帰要請を延期すると発表した。同社は以前、9月から一部の従業員に対面勤務を義務付けると発表していたが、現在、そのスケジュールは少なくとも10月まで延期されている。