クック氏は従業員へのメモでアップルが「学び」「行動を起こす」と約束

クック氏は従業員へのメモでアップルが「学び」「行動を起こす」と約束

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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12月四半期の利益が予想より50億〜90億ドル減少するという突然のニュースを受けて、アップルのティム・クックCEOは従業員へのメモで今後の変更を約束した。

「外部からの圧力に多少は翻弄されるかもしれないが、それを言い訳にするつもりはない」と、AppleInsiderが会社を代表して発言する権限のない情報筋から入手したメモの中でクック氏は記した。「状況が改善するまでただ待つつもりもない。今こそ学び、行動を起こし、我々の強みとAppleの使命、すなわちお客様に地球上で最高の製品を提供し、比類のないレベルのサービスを提供するという使命に集中する機会だ。我々はAppleを長期的な視点で経営しており、困難な時期を乗り越える力は常に強固なものとなってきた」

メモでは、水曜日の衝撃的な手紙で主張した内容の多くを繰り返し、予想より低調なiPhoneの売上は「マクロ経済」状況と「Appleとスマートフォン業界特有の」問題によるものだと主張した。

クック氏は書簡の中で特に中国に焦点を当て、Appleの収益不足の全てが中国に起因すると指摘した。しかし同時に、米ドル高、通信事業者の補助金減少、さらには割引バッテリー交換を利用する消費者の増加といった要因も非難した。これは、Appleがアップグレードを促すために劣化バッテリーに依存していることを認めたと受け止める声もあった。

メモには、木曜日の午前9時30分(太平洋時間)に「全員参加」のミーティングを開催する予定であることが記されている。Apple Parkの工事のため、ミーティングは1 Infinite Loopにあるタウンホールで開催される。

「四半期についてはさらに詳しい情報をお伝えしますので、皆さんのご意見やご質問をお待ちしています」とクック氏は締めくくった。

890億ドルから930億ドルからわずか840億ドルに下方修正された新たなガイダンスは、AppleがついにiPhoneの価格を引き上げすぎた証拠だとする見方もある。XRは749ドル、XSは999ドルからとなっている。これは、HuaweiやOppoといったブランドがミッドレンジやハイエンドのスマートフォンを数百ドルも安く提供している中国などの市場では、販売が難しい。