GoogleはAndroid WearのサポートをiOSに導入することを検討していると報じられている

GoogleはAndroid WearのサポートをiOSに導入することを検討していると報じられている

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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GoogleはiOS向けのAndroid Wearアプリを開発していると言われており、これによりウェアラブルプラットフォームのサポートがAndroid端末以外にも拡大され、iPhoneやiPadのユーザーがMoto 360やLG G Watchなどの製品を利用できるようになる。

フランスの有力メディア「01net」は火曜日、Googleの計画に関する報道を掲載し、5月に開催されるGoogleの開発者会議「I/O」でiOSサポートオプションが発表される可能性を示唆した。報道によると、Apple Watchの初期販売が既存のAndroid Wearエコシステムに脅威を与えるほど高ければ、Googleの生産開始スケジュールは前倒しされる可能性があるという。

この主張に関してグーグルにコメントを求めたが、連絡が取れなかった。

Apple Watchの互換性はiOSデバイスに限定されているため、AppleのモバイルOSへの対応は、既に競争の激しいウェアラブル市場において、インターネット検索大手であるAppleに優位性をもたらす可能性があります。Apple製品の機能を好む人でも、プラットフォーム間の切り替えが可能という理由だけでAndroidスマートウォッチを選ぶ人もいるかもしれません。

Android Wearのハードウェアは柔軟性に加え、Appleの次期製品よりもはるかに安価であることが証明されています。Android製品の価格は通常199ドルから300ドルですが、Apple Watchの最低価格モデルは349ドルから始まります。投資会社Piper Jaffrayは今週初めに投資家向けレポートで、ミドルレンジのApple Watchモデルは499ドルから549ドル、ゴールドのApple Watch Editionは7,500ドルに達する可能性があると予想しています。

Android WearをiOSに移植することは、Googleにとって前例のない動きではない。同社はこれまで、アプリ開発を通じてAppleのプラットフォームに技術を頻繁に導入してきた。Glass、Google Now、Chromecast、Googleマップなどへのサポートもそうだ。一方、AppleはAndroidアプリを開発したことがない。唯一のAndroidアプリは、昨年30億ドルでBeatsを買収した際に獲得したBeats Musicだ。

Appleのウェアラブルデバイスへの取り組みについては、3月9日の記者会見でApple Watchの最終的な詳細(価格や正確な発売日など)が発表されると予想されています。AppleInsider、サンフランシスコのイエルバブエナ・センターで午前10時(太平洋標準時)からAppleの発表をライブ中継します。