億万長者のカール・アイカーン氏、アップルCEOティム・クック氏に新ウェブサイトの宣伝を依頼する手紙を送付

億万長者のカール・アイカーン氏、アップルCEOティム・クック氏に新ウェブサイトの宣伝を依頼する手紙を送付

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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著名な投資家カール・アイカーン氏は、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、自社株買い増しの継続を強く求めており、今週開設する新しいウェブサイトで書簡の内容を公開する予定だ。

アイカーン氏はツイッターで新しいウェブサイトを宣伝し、木曜日に開設される「Shareholders' Square Table」でクック氏への手紙が掲載されることを予告した。水曜日の時点では、ウェブサイトには「近日公開」とだけ告知されている。

アイカーン氏はクック氏への書簡の内容について一切明かさなかったが、匿名の情報筋がCNBCに明らかにしたところによると、この書簡はアップルに対し自社株買いの大規模化を促すアイカーン氏の継続的な取り組みの一環だという。アイカーン氏の提案を受け入れる見返りとして、アイカーン氏は「不明な約束」を提示したと報じられている。

アップルは既に、2015年までに自社株買いと配当金支払いに合計1000億ドルを費やす計画を進めている。しかしアイカーン氏は、アップルは自社株買いプログラムを拡大し、自社株に1500億ドルを費やすべきだと考えている。

アイカーン氏はアップルの株式を約15億ドル保有していると言われている。これはかなりの額ではあるが、同社最大の株主、特に多額の株式を保有する機関投資家の仲間入りを果たすには至らないだろう。

アイカーン

しかし、ウォール街におけるアイカーン氏の評判は大きな影響力を持っており、先月ニューヨークでクック氏とアップルの最高財務責任者(CFO)ピーター・オッペンハイマー氏とのプライベートディナーに出席するほどだった。3人の会談は時折「やや緊張した」と報じられたが、アイカーン氏は会談を「友好的な」ものだったと表現した。

アイカーン氏はAAPLの株価は「極めて過小評価されている」と公言しているものの、テクノロジー企業とのトラブルを引き起こすことで知られている。パソコンメーカーのデルを非公開化しようとしたマイケル・デル氏の試みに反対したことで有名で、ヤフーの取締役会で3議席を獲得したほか、グーグルによる携帯電話メーカーのモトローラ買収前にCEOの解任に尽力したことでも知られている。