スラッシュレーン
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フォックスTVを傘下に持つニューズ・コーポレーションは、ライバルのメディアグループNBCユニバーサルが価格紛争を理由にアップルのiTunesストアから自社のテレビ番組を削除したのとは違い、同ストアから自社のテレビ番組を削除するつもりはないと、同社幹部が火曜日に明らかにした。
「今のところ、アップルとの関係は極めて良好です」と彼は述べた。「しかし、はっきり言っておきますが、製品の適正価格を決めるのはアップルではなく、私たち自身です。」
業界ウォッチャーの中には、ニューズ・コーポレーションや他のメディアグループが、 NBCユニバーサルに倣うと予想していた者もいた。NBCユニバーサルは先月、異なるパッケージや価格をより柔軟に提供したいため、テレビ番組をアップルのダウンロードサービスで販売する契約を延長しないと表明していた。
ロイター通信は、オリジナルコンテンツの価格設定を誰が決めるべきかでメディア企業からの反対が強まっているアップル社のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は、ニューズ・コープが「24」や「プリズン・ブレイク」などフォックスの人気番組をiTunesで配信し続ける決定を歓迎すべきだと報じている。
今夏初めの交渉の膠着状態を受け、世界最大の音楽レーベルであるヴィヴェンディ傘下のユニバーサル ミュージック グループは、iTunesを通じた楽曲販売に関する年間契約を更新しないと発表した。その代わりに、ユニバーサルはアップルへの楽曲販売を自社の裁量に委ね、将来的に価格やその他の条件で合意に至らなかった場合、アップルがiTunesサービスから楽曲を即時削除できる権利を付与するとした。