アップルは前四半期に北米で450万台のiPhone XRを出荷したと推定される

アップルは前四半期に北米で450万台のiPhone XRを出荷したと推定される

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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Canalysの調査推定によれば、iPhone XRは3月四半期に北米で約450万台を出荷し、圧倒的に最も人気のあるスマートフォンとなった。

この数字が正しければ、XRは他のすべてのスマートフォンと比較して13%の市場シェアを獲得することになります。次に好成績を収めたのはサムスンのGalaxy S10+とS10eで、それぞれ200万台(6%)に達しました。

AppleはiPhoneを合計1,460万台出荷したと報じられており、前年比19%減ではあるものの、それでも市場シェアの40%を占めるには十分だった。Samsungの市場シェアは23%から29%に上昇したが、CanalysはこれをS10シリーズの早期発売と、トリプルレンズリアカメラや、前面カメラのみで遮られる「ホールパンチ」エッジツーエッジディスプレイといった魅力的な機能のおかげだとしている。

「サムスンは、ギャラクシーS10eをインセンティブとして使った通信事業者のプロモーションからも第1四半期に恩恵を受けた」とアナリストのヴィンセント・ティールケ氏は書いている。

Appleは下取りキャンペーンに加え、旧型ハードウェアの小売店や通信事業者による割引にも頼った。「流通チャネルからの受注と消費者の需要の間に乖離」があったとされているが、3月にはXRの出荷が「増加」した。

2020年に向けて同社が直面する最大の障害は、最近のiPhoneが「十分に差別化できていない」ことだとティールケ氏は主張した。「2020年に業績を向上させるには、アップルは消費者に最も好印象を与えるであろう、革新的な新機能を強調する必要があるだろう。」

北米のスマートフォン市場全体は18%減の3,640万台となり、5年ぶりの低水準となった。Canalysは、この減少の原因として「Appleの業績不振」と、昨年8月に政府機関での使用が禁止されたZTEの相対的な不振を挙げた。ZTEのスマートフォンは、米国の通信事業者から少数ながら依然として入手可能である。