連邦裁判所はライアン・シークレストの「Typo」iPhoneキーボードに対して100万ドル近くの罰金を課す

連邦裁判所はライアン・シークレストの「Typo」iPhoneキーボードに対して100万ドル近くの罰金を課す

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BlackBerryは、TypoがBlackBerryのキーボードを「露骨にコピーした」と主張している。

ブラックベリーのようなiPhone用キーボードアクセサリーを製造しているTypo社は、昨年3月に下された販売差し止め命令に従わなかったため、水曜日にカナダのスマートフォンメーカーに86万ドルに加え、弁護士費用と経費を支払うよう命じられた。

ブラックベリーは昨年1月、エンターテインメント業界のベテラン、ライアン・シークレスト氏の支援を受け、Typo社を提訴した。Typo社がブラックベリーのキーボードを「露骨にコピー」したと主張したのだ。ブラックベリーは3か月後に販売差し止め命令を勝ち取ったが、ロイター通信によると、水曜日に課された罰金は、Typo社がこの差し止め命令に直接違反して約1万9000台のキーボードを販売したことによるもの

Typo社はその後、アクセサリのデザインを変更し、水曜日の判決は第2世代の製品には影響がないと発表した。同社はiPad Air用のバージョンもリリースする予定だが、同様の問題に直面する可能性は低い。

ブラックベリーは当初264万ドルの罰金を求めていたが、タイポ社はキーボードの販売はブラックベリーの損失にはならないと主張した。米国地方裁判所のウィリアム・オリック判事は、タイポ社の主張を「裁判所の仮差し止め命令を回避するための、それほど賢明とは言えない試み」と評した。

「科された制裁金はブラックベリーが求めていた額の3分の1に過ぎず、タイポが違法行為から期待していた追加収益に直接結びついている」とオーリック氏は記した。