ロジャー・フィンガス
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米通信事業者スプリントとベライゾンは、第三者企業が加入者に数百万ドルもの不正な料金を請求する「クラミング」行為を許可していたとして政府から訴えられた問題を解決するため、合わせて1億5800万ドルを支出する予定だと、連邦通信委員会が火曜日に発表した。
ベライゾンは現金の大部分、9,000万ドルを支払う一方、スプリントは6,800万ドルを支払う。この資金の大部分は加入者への返金に充てられる予定で、ベライゾンの場合は7,000万ドル、スプリントの場合は5,000万ドルとなる。残りの資金は州政府に支払われ、罰金は米国財務省に納付される。
FCCによると、クラミングの被害者は「無許可の第三者による有料テキストメッセージサービス」の請求書を目にしたが、FCCの問い合わせに対しどちらの通信事業者もその料金が許可に基づいていることを証明できなかったにもかかわらず、返金を拒否されることが多かったという。
これらのサービスの料金は月額99セントから14ドルの範囲で、通常は10ドルだった。ベライゾンは各料金の30%を、スプリントは35%を徴収していたとされている。
和解の更なる条件として、スプリントとベライゾンは問題となっているサードパーティサービスの提供を停止し、今後サードパーティによる料金請求について顧客の同意を得るとともに、請求書にその旨を明記することが義務付けられました。顧客はこうした請求を拒否できる必要があり、通信事業者は返金状況と規則遵守状況をFCCに定期的に報告する必要があります。
昨年、AT&TとT-Mobileもクラミング関連の罰金の支払いを命じられました。前者は1億500万ドル、後者は9000万ドルの支払いを命じられました。