フロリダ州の男性がアップルストアを年齢差別で訴える

フロリダ州の60代の男性が、アップル社の小売店で働いていた際に年齢を理由に昇進を拒否されたとして同社を訴えた。

マイケル・カッツ氏は、年齢を理由に差別を受けたとして、アップル社がカリフォルニア州公民権法に違反したと訴えた。今週提出された訴状では、1万5000ドルを超える損害賠償を求めている。

カッツ氏は2006年3月、60歳にしてオーランドのミレニアモールにあるアップルストアでMacスペシャリストとして働き始めました。訴訟の中で、彼は「クリエイティブ」という肩書きへの昇進を希望していたと述べています。

アップルストアに在籍していた当時、クリエイティブ職の募集が「複数」あったが、カッツ氏は毎回応募したが採用されなかったと主張している。採用されたのは少なくとも15歳以上年下だったという。

「カッツ氏は、アップル社内での勤続年数が低く、資格も劣る人物に何度も昇進の機会を奪われた」と訴状には記されている。「カッツ氏は、昇進の機会を繰り返し拒否された理由について一切説明を受けなかった。それどころか、上司はカッツ氏がクリエイティブ職への応募を希望した事実を否定した。」

カッツ氏は2007年9月にオーランド店から「事実上解雇」され、雇用機会均等委員会（EEOC）とフロリダ州人間関係委員会（FCHRC）に差別訴訟を起こした。2009年6月、EEOCはカッツ氏が年齢を理由にアップルから昇進を拒否されたことに「正当な理由」があると認定したと報じられている。

「EEOCは和解を試みたが、その努力は失敗に終わった」と訴状には記されている。また、FCHRが彼の件について決定を下さなかったことも指摘されている。

「したがって、カッツ氏のFCRA請求は訴訟の対象となり得るものであり、フロリダ州法760.07に基づき、同氏は本件で述べた違法な雇用慣行に対する救済を求めて本裁判所に民事訴訟を起こすことが認められている」と同文書は述べている。

この訴訟は、オーランド店があるフロリダ州オレンジ郡の第9巡回裁判所に提起されました。カッツ氏は、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社に対し、未払い賃金と損害賠償を求めています。