Apple、Apple WatchとiPhoneでパーキンソン病をモニタリングする方法を研究

Appleは、ResearchKitとHealthKitを筆頭とする現在の健康とウェルネスのサービス拡大の一環として、パーキンソン病患者のリアルタイムモニタリングにApple WatchとiPhoneを採用する可能性を調査していると報じられている。

Fast Companyの取材に応じた情報筋によると、Appleの社内プロジェクトは、Apple WatchとiPhoneを使ってパーキンソン病の症状を受動的にモニタリングできるかどうかを検討しているという。こうしたデータは、特に医師の診察が数ヶ月間隔になることが多いパーキンソン病患者にとって、服薬管理の改善に役立つ可能性がある。

プロジェクトの進行中に、Apple はモバイル監視の有効性を証明する研究ポートフォリオを構築したいと考えていると報道されている。

この取り組みは、バイオメディカル研究会社であり、ResearchKitの初期パートナーでもあるSage Bionetworksの共同創業者であるスティーブン・フレンド博士によって運営されています。フレンド博士は、6月にAppleのヘルスケアチームに就任する前は、クパチーノを拠点とするこの巨大テック企業で医療技術アドバイザーを務めていました。

フレンド氏はパーキンソン病のモニタリングと治療に精通しています。2015年、セージ・バイオネットワークスはロチェスター大学と提携し、パーキンソン病研究の枠組みを構築しました。これは昨年発表されたResearchKitプロジェクトの最初の一つです。同社はまた、ダナ・ファーバーがん研究所、UCLAフィールディング公衆衛生大学院、ペンシルベニア大学医学部と共同で乳がん研究にも取り組んできました。