ケイティ・マーサル
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アップル社は、同社のiPhoneをめぐってまたしても集団訴訟に直面している。今度はニューヨーク州在住の人物からの訴訟で、同社は、この端末がAT&Tのネットワークにロックされており、国際的に使用すると多額のデータローミング料金が発生することを消費者に適切に開示しなかったと主張している。
iPhoneを購入してから約2週間後、クリーガーマン氏は1週間メキシコに旅行し、そこでもiPhoneを使ってメールのチェックやウェブ閲覧を続けました。訴状によると、クリーガーマン氏はAppleのiPhoneウェブサイトで「追加料金なしで好きなだけインターネットを閲覧したり、メールを送信したりできます」という文言を読んだ後、そうしたとのことです。
メキシコから帰国後、クリーガーマン氏はAT&Tから2,000ドルの国際データローミング料金の請求書を受け取ったと主張している。訴状によると、頻繁に旅行する彼は、iPhoneのロック解除コードを取得するためにAT&Tに連絡したが、そのようなロック解除コードは提供されないと告げられたという。
クリーガーマン氏とランドール・S・ニューマン法律事務所の弁護士は、AT&Tが彼に海外の携帯電話事業者からSIMカードを購入して使用することを許可していれば、AT&Tが請求する2,000ドルよりも大幅に低い料金でiPhoneを国際的に利用できたはずだと主張している。彼らは、AT&Tはこれまで、顧客からの要請があれば、iPhone以外の端末のロック解除コードを常に提供してきたと指摘している。
「[Appleの]欺瞞的かつ誤解を招く行為の結果、原告団のメンバーはAT&T以外のSIMカードを使用するために携帯電話のロックを解除できず、損害を被った」と訴状は述べている。
そのため、クリーガーマン氏は、AppleがロックされたiPhoneの販売を禁じる判決と、すべてのiPhone所有者にロック解除コードを提供することを命じる命令を裁判所に下すよう求めている。また、海外旅行中にiPhoneのデータ機能を利用する際に課される料金について、ニューヨーク州の消費者に適切に開示するようAppleに義務付けるよう求めている。
アップルにとって、クリーガーマン氏の正式な訴えは、わずか4週間の間に同社に対して提起されたiPhone関連の集団訴訟としては3件目となる。ベイエリアとイリノイ州でそれぞれ提起された過去の2件の訴訟も同様に、同社が顧客を不当に誘導し、頻繁に高額なバッテリー交換を強いているとして訴えられていた。