プリンス・マクリーン
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WRハンブレヒト社は水曜日、現在の四半期における部品価格の下落と、来月のiPhone発売に向けた需要の蓄積を理由に、アップルの株価目標を引き上げた。
「(当社の)調査結果によると、店舗ではいつ端末が入荷するかについて確実な情報を持っていない。ほとんどの店舗は6月15日か22日に入荷すると予想しており、当初は在庫が少数(最高で1店舗40台)になると予想している」とアナリストのマシュー・キャザー氏はレポートに記した。
アナリストは、全体的な小売需要は非常に強いようで、連絡を取った店舗の約15〜20%が、このデバイスの購入に関心のある顧客のために順番待ちリストを用意していると述べていると付け加えた。
キャザー氏によると、アップルの株価はiPhone発売の2週間ほど前から動き始めるかもしれないという。キャザー氏は、同社の世界開発者会議が6月11日の週に始まる予定だと指摘している。
「AppleはMacシリーズのアップデート、特にプロフェッショナル向け製品を発表すると予想しています。IntelのCentrinoプラットフォームの新技術を活用したインスタントブートなどの新機能が含まれる可能性があります」と彼は記した。「Macプラットフォーム、そしておそらくiPhone/Apple TVに関するソフトウェア関連の発表もいくつかあるでしょう。」
クパチーノに本社を置くアップルの株について買い推奨を維持しているキャザー氏は、目標株価を1株当たり115ドルから125ドルに引き上げ、部品価格の下落を理由に同社の4~6月期の業績予想も引き上げた。
具体的には、アナリストはDRAMとNANDフラッシュの部品価格が前四半期比で「安定」に落ち着くと指摘し、これにより粗利益率は33.5%に上昇すると予想している。これはアナリストの前回の予測である32.5%とAppleのガイダンスである32%から上昇することになる。
「部品価格は(今年の第1四半期ほど)大きな追い風にはならないだろうと我々は考えているが、DRAMは約40~50%下落する見込みで、NAND価格も前四半期比でほぼ横ばいからわずかに上昇する見込みであることから、第4四半期の粗利益率は依然として非常に高い水準を維持するだろう」と同氏は説明した。「さらに、近々発売されるiPhoneは、iPhone販売に伴う収益の繰延計上が予定されているため、株価の適度な上昇を促す要因になると考えている。」