アップルのiTunesレンタルサービスはNetflixの10%の規模とみられる

アップルのiTunesレンタルサービスはNetflixの10%の規模とみられる

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アップルのiTunesレンタルサービスはNetflixの半分の歴史しかないが、競合するレンタルサービスの10分の1程度の規模しかないとあるアナリストは予測している。

グリーチャー・アンド・カンパニーのアナリスト、ブライアン・マーシャル氏は水曜日、AppleがiTunesを通じて1日あたり約47万5000本のレンタルを販売しているのに対し、Netflixは1日あたり510万本のレンタルを販売していると述べた。iTunesのテレビ番組と映画の販売は2005年に開始され、Netflixは1999年にサービスを開始した。

マーシャル氏は、iTunesにおけるテレビ番組や映画のレンタル事業は、購入による売上よりも規模が大きいと推定しています。レンタルによる収益は四半期あたり6,000万ドル以上、購入による収益は約5,000万ドルと推定しています。ちなみに、Netflixは2010年9月に約5億5,000万ドルの収益を報告しました。

先週、Appleはストリーミング中心の99ドルのApple TVが発売後3ヶ月で既に100万台を販売したと発表しました。また、iTunesユーザーは1日あたり40万本以上のテレビ番組エピソードと15万本以上の映画をレンタル・購入しているとのことです。

マーシャル氏は、iTunes TVの視聴の約90%が99セントのレンタルであり、映画の視聴の75%が平均販売価格2.99ドルのレンタルであると考えている。これらの推定値をAppleが発表した数値に当てはめると、1日あたり合計47万5000件のレンタルとなる。

マーシャル氏は、Appleがレンタル事業をNetflixと同等のペースで成長させることができれば、iTunesの年間テレビ番組・映画レンタル収入は5年以内に10億ドルを超える可能性があると見ている。Appleがその約30%を留保すると仮定すると、Appleの収益は年間3億ドル増加することになる。

現在、Appleはレンタル収入で四半期あたり1億1000万ドルの収益を上げていると推定している。そのうち約7070万ドルは映画、3920万ドルはテレビ番組のエピソードによるものだ。

新型Apple TVは、同社のiTunes事業に新たな転換をもたらした。スタジオ各社に対し、高額な永久購入ではなく、99セントでのテレビ番組レンタルを認めるよう促したのだ。しかし、一部のスタジオはAppleの99セントモデルは安すぎるとして、参加に消極的だった。