マイキー・キャンベル
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米連邦地方裁判所のジョージ・ダニエルズ判事は、イーストマン・コダック社対アップル社等の訴訟を自分の裁判所に移送する要請を却下し、移送が行われる前に破産裁判所のアラン・グロッパー判事がまず「主要な問題」について判決を下さなければならないと述べたとロイターが報じている。
ダニエルズ判事は、一日がかりの審理で、グロッパー氏には「動議について決定を下す機会と、手続きを管理し前進させる機会」が与えられるべきだとの判決を下した。
コダックは先月、マンハッタンの米国破産裁判所に提訴し、アップルが両社の共同開発であるデジタルカメラ「クイックテイク」に関連する10件の発明の所有権を主張し、コダックの特許ポートフォリオ売却計画を妨害したと訴えた。アップル傘下の非公開企業であるフラッシュポイント・テクノロジーもこの訴訟の被告に挙げられており、クパチーノの巨大IT企業からの譲渡に基づき、これらの特許の所有権を主張している。
コダックは、アップルの主張は8月中に予定されているオークションを遅らせるためのものだと主張している。グロッパー判事はこの争いについてまだ判決を下していない。
問題となっている特許は、カメラの液晶画面でデジタル画像をプレビューすることに関するもので、2001年以来30億ドル以上のライセンス収入を生み出した700以上の特許からなるコダックの「デジタルキャプチャ」ポートフォリオのごく一部である。
合意された破産保護条件により、コダックは企業再編中に事業を継続するために発行された9億5000万ドルの融資を返済するために、その膨大なポートフォリオから特許を売却しなければならない。