iPhoneの価格は年間20%低下すると予想

iPhoneの価格は年間20%低下すると予想

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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金融サービス会社ニーダム・アンド・カンパニーによると、アップル社の新型iPhoneは価格が高いため当初の販売は控えめになると予想されるものの、今後10年間で同端末の全体的なコストは年率20%で下がる見込みだという。

アナリストのチャールズ・ウルフ氏は月曜日、クパチーノに本社を置くiPhoneメーカーの株価の12カ月目標を115ドルから135ドルに引き上げ、コストの低下は部品価格の低下と携帯電話会社への補助金の増加と一致するだろうと述べた。

同氏は顧客に配布したレポートの中で、「iPhoneが携帯電話市場のスイートスポットに侵入するにつれ、価格の低下が需要を加速させるはずだ」と記した。

ウルフ氏は、価格下落や補助金増額などを含む一連の仮定に基づき、今後10年間のiPhone売上高と利益の予測をまとめた。このモデルでは、シンギュラー社が当初iPhoneに100ドルの補助金を支給し、その後毎年5ドルずつ増加して、予測の最終年には150ドルに達すると想定している。

「これにより、当社の予測の最終年度における2年プラン付きiPhoneの価格は76ドルまで下がり、年間約20%の値下がりとなります」と彼は顧客に語った。「AppleがiPhoneの機能とサービスを強化するにつれて、ユーザーはiPhoneのデータサービスをより頻繁に利用し、結果としてデータアクセス料金を高く支払うようになるというのが、当社の基本的な想定です。」

ウルフ氏は、2016年までにiPhoneの販売台数が年間1億3400万台に達すると予測しています。これは、当時世界市場が年間20億台に達すると予想されていたことの約7%に相当します。「この割合を理解するために」とウルフ氏は指摘します。「ノキアは2006年に3億台以上の携帯電話を販売し、市場シェアは30%を超えました。一方、モトローラは1億6000万台しか出荷していませんでした。」

同アナリストはレポートの中で、「6月に製品が発売されれば、アップルストアにiPhoneバーが出現しても驚かないだろう」とも述べている。

出典: Needham and Co.

ウルフ氏はさらに、自身のフリーキャッシュフロー評価モデルによれば、iPhoneの予想はアップル株1株あたり24ドルの価値となると付け加えた。「iPodの売り上げの食い合いを考慮すると、純増額は20ドルになる」と同氏は記した。