アップルの荷物を積んだトラックがサンノゼで衝突、1人死亡

アップルの荷物を積んだトラックがサンノゼで衝突、1人死亡

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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報道によると、アップル向けの「非常に特殊な荷物」を積んだボックストラックが1月9日の朝、サンノゼの国道101号線で衝突し、男性1人が負傷、リチャード・バートロさん(64歳)が死亡した。

NBCベイエリアの情報筋によると、2人は退職した警察官で、自衛のために武装していた。生き残ったのは運転手で、水曜日の午前3時半過ぎ、ロサンゼルスから北へ車を運転中に居眠りしてしまったという。バルトロさんは後部座席で眠っていた。

「多くの疑問がまだ残っており、そのため捜査を継続しています」と、カリフォルニア州ハイウェイパトロールの広報担当者ロス・リー氏は述べた。リー氏は、運転手らは義務付けられている日誌をつけており、法律で定められた休憩スケジュールを遵守していたようだと指摘した。

NBCは複数の情報筋を引用し、被害者らはSISセキュリティに勤務し、アップルの「秘密」貨物を輸送していたと報じた。アップルは、車両の積荷の所有権について肯定も否定もしていない。

トラックはおそらくクパチーノのアップルパークかインフィニットループ1番地に向かっていたと思われるが、同社は事実上全ての研究プロジェクトを秘密裏に進めており、ハードウェアのマイナーアップデートさえも秘密にしている。同社は自動運転技術の開発に取り組んでいることが知られており、おそらくは拡張現実(AR)ヘッドセットの開発も行っていると思われる。

AppleInsiderがAppleの関係者に取材した、Appleを代表して発言する権限のない関係者は、車両は当時Appleと契約していたと考えているものの、積載物の可能性についてはコメントを拒否した。運転手を雇用していたSIS Security社は、シュレッダーで裁断した書類の廃棄といった日常的な作業から、プロトタイプのデバイスの輸送まで、Appleの陸上における安全輸送の大部分を担っていることがわかった。ほとんど荷物は積まれていなかったものの、空ではなかったこの車両から何かが盗まれた様子はなく、不正行為の疑いもない。