アップルはモバイル決済の展開にあたり、クレジットカード取引手数料の引き下げに取り組んでいると報じられている。

アップルはモバイル決済の展開にあたり、クレジットカード取引手数料の引き下げに取り組んでいると報じられている。

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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Appleのモバイル決済ソリューションに関する噂に加え、木曜日の報道によると、クパチーノに本社を置くこのIT大手は、クレジットカード発行銀行5社と取引手数料の引き下げ交渉に成功したという。

バンク・イノベーションは、事情に詳しい情報筋の話として、アップルはアメリカン・エキスプレス、JPモルガン・チェース、シティグループ、キャピタル・ワン、バンク・オブ・アメリカと契約を締結し、噂されているiOSベースのシステムを通じて行われた支払いを「カード提示」取引として分類し、処理手数料を安く抑える契約を結んだと伝えている。

「カードを提示しない」取引とは異なり、「カードを提示する」決済は、詐欺リスクが比較的低いことを反映して手数料が低くなっています。Appleは「カードを提示する」ステータスを取得するために、購入時にTouch IDを必須にすることでリスクの一部を負い、NFC技術を活用してセキュリティを強化したとされています。

さらに、Appleは「カード提示」手数料を15~25ベーシスポイント引き下げたと報じられており、これは処理手数料の約10%の割引に相当すると関係者は述べている。同誌はiTunesを例に挙げ、デジタルストアの売上高が前四半期の45億ドルに達した場合、Appleは約2,700万ドルの節約になると指摘している。

同社は、顧客のiTunesアカウントと連携できるiOSベースのモバイル決済ソリューションを展開すると噂されている。これは、登録されている数百万枚のクレジットカード情報を自動的に追加できるため、総売上高が飛躍的に増加する可能性がある。重要なのは、Appleがまだ発表していないこのシステムは、提携銀行のすべてのクレジットカードに対応している点だ。

最近の報道によると、Apple は、発行会社に加えて、決済に関して American Express、Visa、MasterCard と契約を結び、間近に迫ったサービス開始に向けて世界トップクラスのクレジットカード会社を参加させているという。

本日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、次世代の iPhone と噂の「iWatch」の両方に、同社のポータブル製品ラインナップに搭載されると長らく噂されていた技術である NFC ベースの電子ウォレット ソリューションが搭載されると報じました。