iPodチップメーカーが人員削減へ | AppleInsider

PortalPlayerは、Appleの次世代iPod向けチップ供給業者としてSamsungに敗れ、立て直しを図るため従業員を解雇するとThe Street.comが報じている。

Appleの最も人気のあるiPod（iPod nanoや第5世代ビデオプレーヤーを含む）の中枢にオーディオデコーダーチップを搭載した専門チップメーカーである同社は、45人の従業員を解雇した。これは全従業員の約14%にあたる。

報道によると、PortalPlayerは今回の人員削減の結果、今四半期に85万ドルから95万ドルのリストラ費用が発生すると予想している。しかし、長期的には、今回の人員削減によって600万ドルから700万ドルの経費削減が見込まれると同社は試算している。

「昨年の純利益が4,800万ドル、その前の年はわずか1,000万ドルだった企業にとって、これは決して小さい金額ではない」とThe Street.comのトロイ・ウォルバートン氏は書いている。

この削減のニュースは、Apple 社が今秋発売予定の iPod に PortalPlayer 社のマルチメディア チップの次期バージョンを搭載しないことを決定したとの報道に続いて出たものだ。

この決定は、売上の約95％をAppleから得ているPortalPlayerにとって大きな打撃となった。

サムスンがPortalPlayerが失ったiPod事業を引き継いだと考えられている。