Apple、初のスマートテレビのテストバッチを製造中と報道

アップルは今月、2012年後半に予定されている一般生産開始に先立ち、海外の製造施設のひとつで待望のインターネット接続テレビの最初の試作品の生産を開始したと報じられている。

このニュースは「情報筋」が中国ビジネスニュースに語ったものとされ、月曜日早朝に WantChinaTimesが取り上げて翻訳した。

特に、この報道は情報筋の話として、この初期生産計画はフォックスコンの深セン工場の一つで試作生産として行われていると伝えている。この工場では通常、アップルが設計テスト検証段階に進めるための、組立ライン品質のプロトタイプを少数生産している。それ以上の詳細は報じられていない。

アップルの大画面コネクテッドTV事業への進出は、業界ウォッチャーの間では数年前からよく話題になっているが、同社の故スティーブ・ジョブズ共同創業者が伝記作家のウォルター・アイザックソンに、シンプルなHDTVの秘密を「解読した」と主張した以外、このプロジェクトを巡る信頼できる詳細はほとんど、あるいは全く明らかにされていない。

ジョブズ氏が昨年10月に死去する前にアイザックソン氏に漠然と明かしていたインターネット接続型テレビの構想では、デバイスがユーザーのすべてのデバイスやアップルのiCloudサービスと同期されるというものだった。

簡素化されたHDTVにより、ユーザーはDVDプレーヤーやケーブルテレビなど、複数の機器を操作する複雑なリモコンを使う必要がなくなると伝えられています。より具体的には、アイザックソンはベストセラーの伝記の中で、ジョブズが「コンピューター、音楽プレーヤー、携帯電話で成し遂げたのと同じことをテレビでも実現したかった。つまり、シンプルでエレガントなテレビを作ること」だと記しています。

今月初め、フォックスコンの会長、テリー・ゴウ氏は、同社がアップルのテレビの「準備を進めている」と述べたものの、開発や製造はまだ開始されていないと述べた。しかし数日後、ゴウ氏は記者団に対し声明を発表し、これらの主張を撤回し、「フォックスコンが特定の顧客向けに特定の製品の製造準備を進めていることを確認したとの報道は正確ではない」と述べた。