アップルのサプライヤーであるクアルコムとブロードコムが直接会談し、1210億ドルの買収契約を交渉

アップルのサプライヤーであるクアルコムとブロードコムが直接会談し、1210億ドルの買収契約を交渉

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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報道によると、クアルコムとブロードコムは、過去にクアルコムが繰り返し拒否してきたにもかかわらず、ブロードコムによる1210億ドルの買収提案について協議するため、水曜日に会合を開く予定だという。

ブロードコムは今週末に協議を開くことを望んでいたが、水曜日に会合を開くことに同意したと、ロイター通信の関係筋が月曜日に報じた。同社は先週木曜日にクアルコムから提示された交渉提案を受け入れたようだ。

クアルコムは、ブロードコムの買収提案が1株当たり70ドルから82ドルに引き上げられ、さらに独占禁止法当局が買収を過大と判断した場合の80億ドルの支払いを含むその他の譲歩も提示されたにもかかわらず、「価値と確実性に重大な欠陥」があると訴えていた。ブロードコムとクアルコムはどちらもモバイル向け無線チップの大手企業であり、合併後の企業は小規模なライバル企業にとってほぼ無敵となる可能性がある。

一方、ブロードコムは、クアルコムの株主に対し、買収に賛成する取締役会を選出するよう説得を続けている。

いかなる合意もAppleにとって大きな影響を及ぼすだろう。Appleは部品供給で両社に依存しているだけでなく、Qualcommとの世界的な法廷闘争を繰り広げている。実際、Appleは2018年のiPhoneからQualcomm製チップを排除し、Intel製チップを採用する可能性がある。