マルコム・オーウェン
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一部の iCloud ユーザーは、iOS 16.3 にアップデートした後、iCloud Drive、写真、バックアップのアップロードとの同期に問題を抱えており、これはすべて 2 要素認証の欠如に関連しているようです。
AppleのサポートフォーラムやRedditへの投稿、そしてAppleInsiderに問い合わせたある読者によると、一部のユーザーでiCloudの利用に問題が発生しているようです。これらの事例は、iOS 16.3へのアップデート後に発生しており、このアップデートでは、アカウントのセキュリティ保護に物理的なセキュリティキーを使用できるようになり、米国以外でも高度なデータ保護が拡張されました。
ユーザーからの報告によると、アップデート後に無効になっていた機能を有効にしようとしたところ、「予期しないエラーが発生しました。しばらくしてからもう一度お試しください」というメッセージが表示されるとのことです。これらの機能には、iCloud DriveやiCloud Backupなどが含まれます。
ユーザーからの報告に共通するのは、ほとんどの場合、2要素認証が有効になっていないということです。その後の報告では、Apple IDで2要素認証を有効にすることが回避策となるケースもあるようですが、すべてのユーザーが自分のアカウントでこのセキュリティ機能を有効にしたいわけではないようです。
同じ問題が発生しているものの、すでに 2 要素認証が有効になっているという報告もいくつかあるため、別の原因である可能性もあります。
Apple の iCloud データ セキュリティの概要によると、「すべての新しい Apple ID では、アカウントで 2 要素認証を有効にする必要がある」とのことで、エンドツーエンドの暗号化など、その他のさまざまなエコシステム機能でも 2 要素認証が必要になります。
Appleは2022年12月に米国で「Advanced Data Protection」を展開しました。これにより、iCloud Drive、デバイスとメッセージのバックアップ、写真などのデータにエンドツーエンドの暗号化が追加されます。この機能は1月23日に他の国にも拡大されました。
また、一部のユーザーは Apple のサポートに助けを求めようとしたようで、Apple もシステムに何か問題が発生していることを認識しているようです。