AppleInsiderスタッフ
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水曜日の報道によると、アップルはサウジアラビアで小売、マーケティング、研究業務を行うライセンスを付与され、同地域への進出が初めて可能となった。
サウジアラビアの新聞「アル・エクティサディア」 (経済と訳される)は、サウジアラビア総合投資院(SAGIA)の情報筋を引用し、Appleは「サウジアラビアのApple」という名称で事業を展開すると報じた。
このライセンスに基づき、アップルは製品のメンテナンスやマーケティング活動、トレーニングの実施、同地域のIT、コンピューター、スマートデバイス産業の発展に向けた取り組みなどが可能になる、と情報筋は語った。
SAGIAがAppleにゴーサインを出した決定は、外国企業に関しては独特の投資環境を持つサウジアラビア経済に価値をもたらす可能性のある外国投資および事業体をターゲットにした新たな戦略の一環だ。
報道の翻訳版によると、関係者は「強力な経済を確立するために王国に投資する戦略は、開放性と柔軟性を特徴とし、国内外の王国の民間部門に、その役割とGDPへの貢献を高めるために必要なあらゆる機会と施設を提供することである」と述べた。
売上高の急増とiPhoneなどのヒット製品により、Appleは新プログラムの有力候補と目されていた。同社は2012年にフラッシュメモリ企業Anobitを買収して以来、イスラエルに研究開発施設を既に展開している。
これまで、イスラエルに拠点を置くAppleの研究所は、メモリやシステムオンチップ技術に関する多数の特許を取得している。「サウジアラビアのApple」が同様の研究開発業務に注力するのか、それとも小売店とそれに伴うサポートインフラの維持にとどまるのかは不明だ。